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December 07, 2008

【感想】豊中市民管弦楽団 第39回定期演奏会

2008年11月23日(日) 14:00 高槻現代劇場・大ホール

グリーグ: 組曲「十字軍の兵士シグール」 op.56
シベリウス: 組曲「カレリア」 op.11
ニールセン: 交響曲第3番ニ短調 op.27

(アンコール)グリーグ: 組曲「ホルベアの時代」より第2曲「サラバンド」

独唱: 林ゆうこ(S)、工藤和也(Br)

指揮: 谷野里香

<感想>

谷野里香さんの意図が行き渡り、丹念に仕上げられ、かつ迫力・覇気ある演奏に大いに感じ入りました。

中でも、シベリウスのカレリア組曲、柔らかさを基調にしながらも覇気を感じる演奏は絶品でした。 間奏曲での肩の力を抜いた盛り上がりに秘められた熱さ、行進曲のフィナーレでのトロンボーン、チューバの柔らかな響きと軽やかなトランペット、ソフトな音圧で押し寄せてきて、幸せな気分になりました。 この曲をこんな風に聴いたのは初めてではないでしょうか。 素晴らしい時間でした。

また冒頭に演奏されたグリーグの組曲「十字軍の兵士シグール」、初めて耳にした曲だと思いますが、親しみやすいメロディが満載ですね。 楽器の響きの角をとったまろやかな演奏は谷野さんらしいところ。 またオケの分奏もよく、高音弦と低音弦による左右の響き、そして中央から届けられる管楽器の響きでのステレオ効果もあり、曲の面白さをよく表現していたと思います。 パンフレットに書かれてあったように、戻ったらCDでまた聴いてみたい、と思えた演奏でした。

そしてメインのニールセンの交響曲第3番、シンフォニストであるニールセンらしく金管楽器が活躍していますが、ここでも谷野さんの意図は行き渡っていて、強靭で熱い音楽としつつも、丁寧に響きを重ね、耳当たり柔らかさを失うことがありません。 見得を切ることなどもなく、音楽への奉仕者としてしっかりとこの曲の良さを伝えていたように思いました。 また第2楽章、2階席よりバリトンとソプラノのヴォカリーズが流れてきたのもじつに素晴らしい演出でしたね。 行ったことはありませんが茫洋とした北欧の風景を眺めるような心境になりました。

場内には就学前の小さなお子さん連れも多くいらっしゃいましたが、上質な響きによる演奏に子供たちが騒ぐこともありません。 素晴らしい演奏会でした。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20081123.htm

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1/11:芦屋交響楽団 新春特別演奏会

日時:2009年1月11日(日) 14:00開演(13:00開場)
場所:伊丹アイフォニックホール

曲目:J.シュトラウスII/喜歌劇「こうもり」序曲
   ラヴェル/ピアノ協奏曲ト長調
   ベートーヴェン/交響曲第6番へ長調「田園」作品68

独奏:塩山晶子 [旧姓松島] (p)

指揮:松浦 修

入場料:2,000円

ホームページ:http://we-love-music.ashikyo.info/

<補足>

新年を迎えるにあたり、いつもの「芦響=大曲」のイメージとは違った
ちょっと趣向を変えた新春向けコンサートを伊丹で開催するそうです。
興味ある方は駆けつけましょう。

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1/17:京都教育大学管弦楽団OBオーケストラ 第8回演奏会

日時:2009年1月17日(土) 19:00開演(18:00開場)
場所:京都コンサートホール・大ホール

曲目:ニコライ/喜歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
   ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番
   メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」

独奏:山口博明(p)

指揮:山口基之

入場料:1,000円

ホームページ:http://homepage2.nifty.com/bra/index.htm

<補足>

メンデルスゾーン生誕200年記念として交響曲第3番が演奏されます。
また「のだめ」でお馴染みとなったラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、
ソリストの山口博明さんは京都教育大学准教授だそうです。

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1/18:大阪大学交響楽団 第92回定期演奏会

日時:2009年1月18日(日) 18:00開演(17:00開場)
場所:神戸国際会館・こくさいホール

曲目:ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲
   リスト/交響詩「レ・プレリュード」
   フランク/交響曲ニ短調

指揮:北原幸男

入場料:1,000円

ホームページ:http://handaiphil.s198.xrea.com/

<補足>

毎年新年に定期演奏会をぶつけてくる大阪大学交響楽団。
今年は気鋭の指揮者北原幸男さんを迎えてのフランクの交響曲ニ短調。
新年よりどんな演奏を聴かせてくれるのでしょう。

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1/25:伊丹シティフィルハーモニー管弦楽団 名曲コンサートvol.18

日時:2009年1月25日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:伊丹アイフォニックホール

曲目:メンデルスゾーン/序曲「ルイ・ブラス」
   ハイドン/トランペット協奏曲
   ドヴォルザーク/交響曲第5番ヘ長調

独奏:アンドレ・アンリ(tp)

指揮:牧村邦彦

入場料:1,500円

ホームページ:http://icphil.musicale.nu/

<補足>

伊丹アイフォニックホールを拠点として活動するプロ・アマ混合オケ
プロオケにひけを取らない演奏技術と、アマオケ独特の「熱気」を融合させた演奏が合言葉だそうです。

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1/25:待兼交響楽団 第22回定期演奏会

日時:2009年1月25日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:伊丹市立いたみホール・大ホール

曲目:ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番
   チャイコフスキー/交響曲第4番ヘ短調

独奏:榊原契保(p)

指揮:金 正奉

入場料:1,000円

ホームページ:http://www.geocities.jp/machikane_orc/

<補足>

待兼とは大阪大学豊中キャンパスにある待兼山に由来し、北摂を中心に活躍しているアマオケ。
指揮者の金正奉(Kim Jungbong)さん、井村さんの結婚式でお会いしたはずです。若手の指揮者注目株ですね。

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December 06, 2008

12月のアマオケコンサート情報

12月に、京阪神奈などで開催されるアマオケ関連の演奏会について投稿します。

まだまだあると思いますけど、気付いたところで、個人的に興味あるところをピックアップしています。

この他にもありましたら、本家サイトの掲示板やコメントにて投稿をお願いします。こちらにも転載したいと思います。

※11/29追加 12/26:神戸大学交響楽団 第58回定期演奏会
※11/29追加 12/14:大阪コルネット&サクバットアンサンブル 演奏会
※12/ 6追加 12/23:天理シティーオケストラ 第15回天理第九演奏会

いざ、出発!!

12/7:奈良女子大学管弦楽団 第38回定期演奏会
12/7:けいはんなフィルハーモニー管弦楽団 演奏会
12/12:関西大学交響楽団 第60回定期演奏会
12/12:龍谷大学交響楽団 第15回定期演奏会
12/12:立命館大学交響楽団 第100回定期演奏会
12/14:京都フィロムジカ管弦楽団 第24回定期演奏会
12/14:交野シティ・フィルハーモニック 第4回交野の第九
12/14:大阪コルネット&サクバットアンサンブル 演奏会
12/20:甲南大学文化会交響楽団 第48回定期演奏会
12/23:天理シティーオケストラ 第15回天理第九演奏会
12/26:神戸大学交響楽団 第58回定期演奏会

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12/23:天理シティーオケストラ 第15回天理第九演奏会

日時:2008年12月23日(火・祝) 16:00開演(15:00開場)
場所:天理市民会館・やまのべホール

曲目:ビゼー/「カルメン」組曲より (-*)
   サラサーテ/カルメン幻想曲 op.25 (-**)
   ベートーヴェン/交響曲第9番二短調 op.125「合唱付き」

独奏:金関 環(vn) (-**)

独唱:平野雅世(S)、野上貴子(MS)、小餅谷哲男(T)、西田昭広(Br)

合唱:天理第九合唱団(合唱指導:千葉宗次)

指揮:船曳圭一郎、安野英之(-*,-**)

入場料:3,000円 (前売り 2,000円) 当日座席指定

ホームページ:http://www.h5.dion.ne.jp/~tco/

<補足>

天理ライオンズクラブ、天理市教育委員会の共催による天理の第九。
例年、超満員となるのが頷ける素晴らしい合唱とオーケストラによる公演。
今年の指揮者は昨年に続いて登板する船曳さん。
昨年聴かせていただきましたが、きちっとした構成感で堂々と歌い上げた素晴らしい第九でした。 今年は伺えそうにないのが残念です。
なお第九は若干のエキストラも加わった天理第九管弦楽団になります。

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December 01, 2008

【感想】かぶとやま交響楽団 第38回定期演奏会

2008年11月22日(土) 14:00 伊丹アイフォニックホール

ドヴォルザーク: 交響曲第9番ホ短調「新世界より」 op.95
メンデルスゾーン: 劇付随音楽「真夏の夜の夢」より
  「序曲」「スケルツォ」「間奏曲」「道化師の踊り」「夜想曲」「結婚行進曲」
アイヴズ: 交響曲第1番ニ短調

指揮: 中村晃之

<感想>

創立20周年のかぶとやま交響楽団の定期演奏会、今回もまたサウスポー中村晃之さんの指揮による先鋭的な演奏を堪能。 期待を裏切らない気持ちの引き締まった演奏会でした。

まずプログラムの筆頭に据えられたドヴォルザークの新世界交響曲、集中力の高さを持続させた引き締まった演奏。 特に第2楽章では遅めのテンポ設定で整然と進めてゆき、じっくりと聴かせたエンディングには拍手が湧き起こりました。 どの楽章も軽く音楽を流すことなど皆無、耳慣れた曲ながら斬新さをも感じさせて、新しいドヴォルザーク像を見たようでした。

続くメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」より抜粋された6曲、これらの曲もまた高い集中力で丁寧かつ強靭に演奏されていました。 恰幅が良く、鳴り響いた「結婚行進曲」もまた切れ味鋭く艶やかな響き。 いずれも尖った演奏を楽しみました。

そしてメインのアイヴズの交響曲第1番、実演は初めてで、録音で聴いたかどうかも思い出せません。 でも中村さんの指揮は見ていて判りやすくて、また先ほど聴いたドヴォルザークの新世界交響曲が用いられていることもあり、楽しませてもらいました。ただまだ個人的にはアイヴズはやはりゴチャゴチャとしているなぁ、なんていう印象には変わりはないですが、音楽のパッチワークとしてすっきりと纏められたこの演奏に接し、また聴いてみたいと感じたしだいです。

アンコールはなし。 いつもながらの意味を持たせたちょっと変わった選曲、耳新しい響きで日頃使わない脳ミソに刺激を受け、こちらもちょっと気持ちが引き締まった感じもして会場を後にしました。 素晴らしい演奏会でした。 創立30周年、40周年と、執念を重ねていって欲しいと思います。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20081122.htm

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