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December 16, 2007

【感想】関西大学交響楽団 第59回定期演奏会

2007年12月8日(土) 19:00 吹田市文化会館メイシアター・大ホール

ウェーバー/歌劇《魔弾の射手》序曲(*1)
チャイコフスキー/組曲《白鳥の湖》(*2)
チャイコフスキー/交響曲第4番ヘ短調op.36

指揮:竹本泰蔵、松本裕太(学生,*1)、平尾真江(学生,*2)

<感想>

関大オケらしい熱気に満ちた演奏会を楽しみました。 なかでもチャイコフスキーの交響曲第4番のフィナーレ、指揮者の竹本さんがアッチェランドをかけると、物凄い勢いで弾くヴァイオリンに目を見張りました。

冒頭のファンファーレから、落ち着きと迫力、きりっと纏まった弦楽器、十分に熱い演奏でありながらもしっかりと纏まっていて、これは素晴らしい演奏だ、と思いながら聴き進めていたのですけれど、このフィナーレで完全にノックアウト。 金管ファンファーレの纏まりの良さは最後まで全く崩れることなく、打楽器の迫力、それに負けない弦楽器の熱い演奏を目の当りにして興奮しました。 言葉がありません。 あの場所、あの時間に居た者だけが共有できた素晴らしい時間でした。 演奏終了後に見せた奏者方々の屈託のない笑顔、関大オケらしい熱い演奏に大きな拍手を贈りました。

学生指揮による演奏もいつも楽しみにしていますが、こちらもいつもながらの学生とは思えない見事な演奏。 どちらも超有名曲なのに、堂々とした演奏で会場を魅了していました。

まずは正指揮者の松本裕太さんによるウェーバーの「魔弾の射手」序曲、いつもながらのスムーズな動きには迷いを感じさせません。 ちょっと不安定な響きが出た楽器もありましたけれど、全く動じることのない指揮で最後まで纏め上げた手腕。 せめぎあいの表現も見事なら、フィナーレの柔らかな全奏も素晴らしかった。 知らない人が見たらプロの指揮者だと思えるカッコの良い動きは、いつ見ても納得させるものがあります。

そして副指揮者の平尾真江さんによるチャイコフスキーの組曲「白鳥の湖」、小気味良い振りにオケの好サポートも得て聴き応え十分。 こちらもとても納得度の高い演奏でした。 平尾さん、立ち位置を全く変えずに右腕をきちっと上下に振ってリードするのが基本ですが、一見この単調な動きから、驚くほどの表現の豊かさが聴こえてきて、おおっ、と唸らせられました。 弦と管楽器のブレンドも見事、落ち着きのなかにも活気ある音楽には自信も漲っていたように感じました。 そして演奏後に振り返ると、初々しくこぼれるような笑顔も可愛らしくて、このギャップも不思議な魅力でしょうか。

会場は立ち見も出る超満員で、関大オケらしい熱気に満ちた演奏を楽しませていただきました。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20071208.htm

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1月のアマオケコンサート情報

1月に、京阪神などで開催されるアマオケ関連の演奏会について投稿します。

まだまだあると思いますけど、気付いたところで、個人的に興味あるところをピックアップしています。

この他にもありましたら、本家サイトの掲示板やコメントにて投稿をお願いします。こちらにも転載したいと思います。

※12/17 時間ほか修正、1/20:関西シティフィルハーモニー交響楽団 第6回ファミリーコンサート
 12/16 追加、1/27:アンサンブル・ギリビッツォ 第13回演奏会

いざ、出発!!

1/14:京都教育大学管弦楽団OBオーケストラ 第7回演奏会
1/16,18:京都大学交響楽団 第182回定期演奏会
1/19:アンサンブル・フリー 第9回演奏会
1/20:ニューフィルハーモニック大阪 第11回定期演奏会
1/20:京都市民管弦楽団 第76回定期演奏会
1/20:関西シティフィルハーモニー交響楽団 第6回ファミリーコンサート
1/26:大阪大学交響楽団 第90回記念定期演奏会
1/27:京都プレザントオーケストラ 第4回演奏会
1/27:アンサンブル・ギリビッツォ 第13回演奏会

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1/27:アンサンブル・ギリビッツォ 第13回演奏会

日時:2008年1月27日(日) 15:00開演(14:30開場)
場所:箕面市民会館グリーンホール

曲目:テュイレ/ピアノと管楽器のための6重奏曲
   R.シュトラウス/ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
   ブラームス/交響曲第4番ホ短調

指揮:竹本泰蔵

入場料:500円

ホームページ:http://www.geocities.jp/e_ghiribizzo/

<補足>

関大オケで熱い演奏を聴かせてもらっている竹本さんが指揮されているアンサンブル・ギリビ、これまで何度か伺うつもりがヤボ用などで伺えず、今回はどうかしら。

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December 15, 2007

1/14:京都教育大学管弦楽団OBオーケストラ 第7回演奏会

日時:2008年1月14日(祝・月) 14:30開演(13:30開場)
場所:京都コンサートホール大ホール

曲目:ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
   ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」

独唱:長谷川泉(S)、宇野宏美(A)、越野保宏(T)、片桐直樹(B)

指揮:山口基之

入場料:1,500円

ホームページ:http://homepage2.nifty.com/bra/

<補足>

新春に第九、京都教育大学OBオーケストラも斬新な企画ですね。
確かに年末に聴き逃した方、何度も聴きたいと言われる方にはいいかもね。

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1/16,18:京都大学交響楽団 第182回定期演奏会

日時:2008年1月16日(水) 19:00開演(18:00開場)
場所:ザ・シンフォニーホール

日時:2008年1月18日(金) 19:00開演(18:00開場)
場所:京都コンサートホール 大ホール

曲目:ボロディン/歌劇『イーゴリ公』序曲
   ストラヴィンスキー/バレエ組曲『火の鳥』
   ブラームス/交響曲第4番

指揮:円光寺雅彦

入場料:S席1,500円 A席:1,000円

ホームページ:http://www.geocities.jp/kyodaioke/

<補足>

関西の学生オケの勇者たる京大オケ、今回はブラ4だそうです。
でも「火の鳥」のほうが似合っているかも。 どちらも楽しみですね。

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1/19:アンサンブル・フリー 第9回演奏会

日時:2008年1月19日(土) 18:00開演(開場)
場所:尼崎市総合文化センター アルカイックホール

曲目:ラヴェル/「ラ・ヴァルス」
   ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
   ドビュッシー/交響詩「海」

独奏:平井令奈(p)

指揮:浅野亮介

入場料:無料(整理券不要)

ホームページ:http://ensemblefree.sakura.ne.jp/

<補足>

アンサンブル・フリー、このところ精力的に活動をされていて嬉しい限りです。 フランス音楽は苦手だけど、楽しみです。

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1/20:ニューフィルハーモニック大阪 第11回定期演奏会

日時:2008年1月20日(日) 13:30開演(13:00開場)
場所:いずみホール

曲目:モーツァルト/歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
   モーツァルト/交響曲35番ニ長調「ハフナー」
   ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ長調「新世界より」

指揮:橋本徹雄

入場料:1,800円

ホームページ:http://www.rinku.zaq.ne.jp/tamata/ypo/

<補足>

以前はヤマハフィルだったオケですね。
アマオケには珍しいいずみホールでの演奏会、今回はモーツァルトとドヴォルザークですか。 どんな響きがするのかな。

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1/20:京都市民管弦楽団 第76回定期演奏会

日時:2008年1月20日(日) 14:00開演(13:15開場)
場所:京都コンサートホール 大ホール

曲目:チャイコフスキー/幻想序曲『ロメオとジュリエット』
   シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47
   チャイコフスキー/交響曲第4番へ短調 作品36

独奏:木下真希(vn)

指揮:高谷光信

入場料:1,200円

ホームページ:http://kyoto-civic.jp

<補足>

ホームページから予約すると前売り価格1,000円だそうです。
高谷さん、カッコ良く燃える演奏をするんだろうなぁ(女性ファン必見!?)

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1/20:関西シティフィルハーモニー交響楽団 第6回ファミリーコンサート

日時:2008年1月20日(日) 15:00開演(14:00開場) ←時間修正しました
場所:池田市民文化会館(アゼリアホール)

曲目:チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調
   ワーグナー/歌劇「タンホイザー」 ハイライト

独唱:榎 水枝(S、エリザベート)、中原由美子(Ms、ヴェーヌス)←修正しました
   角地正範(T、タンホイザー)、油井宏隆(Br、ヴォルフラム)

合唱:関西シティフィルハーモニー合唱団

指揮:ズラタン・スルジッチ

入場料:前売1,500円 / 当日2,000円 (全席指定)
    前売券完売の場合は当日券の販売はありません

ホームページ:http://kcpo.jp/
         (関西シティフィル)
        http://www.azaleanet.or.jp/event34.html
         (財団法人いけだ市民文化振興財団)

<補足>

いつも前売り完売になるんじゃなかったかな~、興味ある方はお早めに。
前売り場所についてはホームページを参照してください。

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1/26:大阪大学交響楽団 第90回記念定期演奏会

日時:2008年1月26日(土) 19:00開演(18:00開場)
場所:ザ・シンフォニーホール

曲目: ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」
   フォーレ/組曲「マスクとベルガマスク」
   サン=サーンス/交響曲第3番ハ短調「オルガン付」

独奏:高橋聖子(org)

指揮:籾山和明

入場料:1,000円(当日座席指定、17:30座席券引換開始予定)

ホームページ:http://handaiphil.s198.xrea.com/

<補足>

阪大オケも第90回ですか。 これを記念してシンフォニーホールのオルガンを使ったサン=サーンスの「オルガン付」とは豪勢ですね。 

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1/27:京都プレザントオーケストラ 第4回演奏会

日時:2008年1月27日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:京都府立芸術文化会館

曲目:ベートーヴェン/交響曲第1番ハ長調作品21
   デュカス/バレエ『ラ・ペリ』から「ファンファーレ」
   グリーグ/「ペール・ギュント」から「山の魔王の宮殿にて」
   ハチャトゥリャン/組曲「仮面舞踏会」から「ワルツ」「ノクターン」
   芥川也寸志/交響管弦楽のための音楽

指揮:田中宗利

入場料:無料

ホームページ:http://kpokpo.at.webry.info/

<補足>

京都プレザントオーケストラの趣旨とは、オーケストラが大好きで自分が下手だと思う人が
気軽に入れて楽しめることが目的だそうです。

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December 02, 2007

【感想】かぶとやま交響楽団 第36回定期演奏会

2007年11月24日(土) 18:30  伊丹アイフォニックホール

ロッシーニ: 歌劇「シンデレラ」序曲
ストラヴィンスキー: 交響曲 ハ調
チャイコフスキー: 交響曲第5番ホ短調op.64

指揮: 中村晃之

<感想>

かぶとやま交響楽団らしい気鋭の演奏会、人数を刈り込んだオケらしい躍動感とキレの良さ、そして火傷しそうなほどに熱い演奏に疲れを忘れて聴き入りました。

まずはロッシーニの歌劇「シンデレラ」序曲、引き締まった響きに覇気があります。 落ち着いた響きから軽快に進めてゆき、ぐるぐると腕を回した2回のロッシーニ・クレッシェンド。 ここでの推進力が素晴らしい。 思わず身を前に乗り出すようにして聴いていました。 そしてこれまで意識したことはなかった洒脱な旋律も見え隠れ。 何となくモーツァルトを思い起こさせたりもして面白く聴かせてもらいました。

ストラヴィンスキーの交響曲ハ調、普段使わない脳ミソを刺激してくれるような躍動感のある演奏。 中村さんの指揮を見、オーケストラの奏者の方々の動きも眺めながら、無理に音楽を分かろうなんてせず、ただリズムに乗って楽しめればそれで良し、そんな風に思い、見て聴いていました。 小編成のオケなので、時に雑音が聞こえたりもしましたけれど、でもやはり実演が面白い曲ではないでしょうか。 活きた音楽を楽しみました。

そして休憩のあとのチャイコフスキーの交響曲第5番、学生オケの定番ナンバーで全力投球で盛り上がる曲ですが、パンフレットには小編成オケによる少し「大人」の演奏をするのだとか。 でもやはり中村さんのダイナミックな動作、キレが良くて熱い演奏は期待どおり。 確かにパンフレットに書かれたように、小編成のオケ独特の洗練された響き、見晴らしの良さ、特に弦楽器の分奏に素晴らしさを感じましたし、随所に聴かれた管楽器の響きも新鮮でしたけれど、火傷しそうなほどに熱く突き刺さってきた演奏は予想を遥かに超えていて、ノックアウトされました。 やっぱり大人の全力投球だったと思います。 入魂、気合入ってました。

ダブルヘッダーの2試合目でしたが、疲れも何もかも忘れて楽しませていただきました。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20071124b.htm

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December 01, 2007

【感想】グリーン交響楽団 第19回定期演奏会

2007年11月24日(土) 16:00  いたみホール

伊福部昭: 交響譚詩
ドヴォルザーク: 交響詩「水の精」(4つの交響詩より)
ベートーヴェン: 交響曲第7番イ長調

(アンコール)ベートーヴェン: トルコ行進曲

指揮: 今西正和

<感想>

覇気ある響きによるベートーヴェンの交響曲第7番、決して勢い込まず、しっかりとした響きで最後まできちんと纏めた今西さん、そしてオーケストラに熱い拍手を贈りました。

超満員で熱気ある客席、補助席を出しても足りず、2階席の通路に座る人もいました。 そしていずれの演奏もまたそんな熱気を受けて熱く渦巻くようでした。

第1曲目の伊福部昭の交響譚詩、パワフルで機動力のあるオケの響きがストレートにぐいぐいと押し寄せてきた感じ。 個人的にはもっと土俗的な響きで演って欲しかったのですけれど、でもこの演奏はゴージャスな響きもして、ドラマティックに進む演奏が面白く、楽しみました。 蛇足ですが、ホールに入りきれなかったお客さんのためでしょう、2階席後方のドアが開いたままで演奏が始まり、最後までドアが開いたまま。 直接音が多くて少々疲れやすい響きがしたようにも感じました。

ドヴォルザークの交響詩「水の精」、活づいた演奏、艶やかに響く弦楽器による、磨き抜かれたインターナショナルなドヴォルザークといった感じ。 しみじみとさせる部分でも熱気を孕んでいたようです。 そしてパワフルで機動力のある響きはここでも健在。 馴染みやすい旋律をくり返しつつ、緻密に響かせては堂々と盛り上げる。 そんな繰り返しがちょっとワンパターンにも思えもしましたけれど、最後まで切れることのない高い集中力を持った演奏が見事でした。

そして休憩を挟んでメインのベートーヴェンの交響曲第7番、常に落ち着いたテンポで進めていた今西さん。 それを受けたオケが、熱気も十二分に醸し出した素晴らしい演奏でした。 しっかりとした構成感を持った堂々とした演奏に大きな拍手を贈りました。 機動力でぐいぐいと引っ張った感じの前2曲と違い、しっかりとした熱い響きが特徴的。 のだめブームですが、それとは全く無縁の堂々とした落ち着き、ハリのある響きに満ちていました。 終楽章でも決して勢い込むことのない丁寧な響きでの高揚感の素晴らしさが印象に残りました。

演奏終了後、木管楽器奏者の方々のこぼれるような笑顔、よく演ったぁ~、そんな満足感を覗かせた表情もまた印象的な演奏会でした。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20071124a.htm

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