« 【感想】紫苑交響楽団 第10回記念定期演奏会 | Main | 10/7:SNS管弦楽団 演奏会 »

September 17, 2007

【感想】アンサンブル・フロイント 第8回演奏会

2007年9月16日(日) 14:00  豊中・ローズ文化ホール

シューベルト: 交響曲第7番 ロ短調 D.759 「未完成」
シューベルト: 交響曲第8番 ハ長調 D.944 「グレート」

(アンコール)シューベルト: 交響曲第8番「グレート」第3楽章(後半)

指揮: 小西 収

<感想>

初めての指揮者、初めてのオケ、初めてのホール・・と、初めてづくしでしたが、この感動もまた初めて、躍動感のある演奏、ちょっと病みつきになりそうな感じになった演奏会でした。

指揮者の小西収さんは1965年生まれで高等学校の数学の先生とのこと。 大阪市立大学オケの学生指揮者だったそうですが、市立大オケOBらしい気鋭の指揮者。 音楽好きがそのままに指揮をしている、そんな感じがダイレクトに伝わってくるシューベルトの交響曲を楽しみました。

まずは未完成、重厚ながらも躍動的、歌わせながらもインパクトを与える演奏。 テンポもよく動いて、一筋縄ではいかない演奏でしたね。 とても面白く聴かせてもらいました。 個人的な趣味ですが、トランペットが突き抜けるように聴こえてきたところは、ちょっと合いませんでしたけれど、小西さんのやりたいことがよく伝わってきましたし、そのやりたいことも納得でき共感できました。 大きな拍手を贈りました。

グレート、こちらも同様に一筋縄ではいかない演奏でしたけれど、より大きくテンポを動かしていましたね。 指揮者が楽しくないと聴いている人間も楽しくない、やりたいことを思いっきりやっている感じ。 曲に対する想いがビンビンと伝わってくる演奏でした。 そしてこの演奏ではトランペットの抑制もよく効いていましたし、木管ソロも見事、ティムパニの強打もインパクトありました。 そして何より全奏ではオケ全体の響きが渦巻くようでもあって、素晴らしい演奏でした。 パンフレットにも書いてあるとおり「生きた音楽」、まさにそのとおり。 今年聴いた中でも強く印象に残る(もちろん良い意味で)演奏のひとつになりました。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20070916.htm

|

« 【感想】紫苑交響楽団 第10回記念定期演奏会 | Main | 10/7:SNS管弦楽団 演奏会 »

Comments

The comments to this entry are closed.