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January 01, 2007

【感想】宝塚市交響楽団 第41回定期演奏会

2006年12月17日(日) 14:00  いたみホール

チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
(アンコール)不明
ショスタコーヴィチ: 交響曲第10番ホ短調
(アンコール)不明

独奏:山畑 誠(p)

指揮:船曳圭一郎

<感想>

力の入ったショスタコーヴィッチ、交響曲第10番はオーケストラの勝利でした。

ショスタコーヴィッチの代表曲とも言われる交響曲第10番ですが、パンフレットにも書いてあるように、理想と現実、スターリンの死による呪縛からの解放とその混乱による戸惑い、難曲です。 しかし、このとても難しい曲を一丸となって見事に演奏したオーケストラが最後には勝ったのだと確信した素晴らしい演奏でした。

弦楽器も管楽器も打楽器も、皆さんとても上手かったですね。 味わいを感じさせた素晴らしいソロの数々、ここには書ききれません。 というのも実はこの曲のこと(CDはもちろん持っていますが)あまり好きではなかったし、よく覚えていなかったこともあるのですね。 だけれども、この演奏を聴かせてもらい、なんだかこの曲のことをより近くに感じさせてもらったように思います。 復習してみるかな・・・なんて思ってみたりもしています。 とにかく曲はよく知らなくても、素晴らしい演奏は耳にすると分かりますからね。

なおこれに先立って演奏されたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、華やかさよりも落ちついたスケールの大きな演奏でした。 歯切れもよく上手かったと思いますが、ちょっと意味不明なのですが、この曲のことを実はあまり好きではないこともあって、この演奏でもそのことを再認識した演奏でした。 とてもきっちりとした演奏だったと思いますし、一般的にはとても上手い演奏だと思うのですが・・・だけどあまり印象に残りませんでした。 すみません。

しかしながら、やはりこの日の演奏はメインのショスタコーヴィッチの交響曲第10番。 個人的にもこの演奏に全ての焦点があたっていましたし、また復習してみたくなるような演奏に出会えたこと、幸せでした。 ありがとうございました。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20061217.htm

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