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October 09, 2006

【感想】芦屋交響楽団 第66回定期演奏会

2006年10月8日(日) 16:00  ザ・シンフォニーホール

ブラームス: 悲劇的序曲op81
メンデルスゾーン: 交響曲第5番「宗教改革」op107
バルトーク: 管弦楽のための協奏曲

指揮: 山下一史

<感想>

いつもながら、ぐうの音も出ない演奏会でした。
バルトークのオケコン、管弦楽のための協奏曲が見事な出来なのは予想の範疇でしたけれど、メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」、見事なまでに緻密かつ自在に変化させた演奏は予測を遥かに超えていました。 この曲のこと、もっと好きになりましたし、ナマで聴けたこと、素晴らしい経験となりました。
もちろんオケコンも見事な演奏でした。 スピード感もあるキレの良い音楽、各プレーヤの巧さを特筆すべきなのでしょうが、誰一人として刺激的な響きになることなく、オーケストラ全体の響きとして綺麗に角を落とした纏め上げた音楽はまさしく極上品の演奏でした。
指揮者の山下一史さん、これまでにも何度か聴かせて頂ける機会はあったものの、何故か仕事やその他の事情で聴けなくて今回が初めて。 縦振りを基本にしながらも響きの隙間を作らない音楽作りなのですね。 オケコンのドライヴも見事でしたが、宗教改革の演奏などまるでカラヤンとベルリンフィルの演奏じゃないかと錯覚するほどでした。
なお前プロのブラームスの悲劇的序曲。 速いテンポ設定であれよあれよといった感じで始まってアレっと思いましたが、筋肉質の音楽でしたね。 しかし落ち着いた色彩できちんと統一されていて、やはりただただ巧いなぁ・・といった印象しかありません。
いずれの演奏も16型の通常配置ながら、なんとコントラバスが10本。 ヴィオラにいたってはオケコンでは15本もいるのですが、見事なまでに統率されていました。 管楽器そして打楽器までも同じ音色で統一されたオーケストラ。 いつもながらこれがアマオケかと思わずにいられませんね。
繰り返しになりますが、宗教改革。 いずれの箇所も見事でしたけど、強いて言うなら第3楽章から第4楽章。 第3楽章がまるで抒情詩のよう。 第4楽章への橋渡しそして序奏部の繊細かつ自然な移行に参りました。 密かに期待はしていたものの、遥かにそれを超越した演奏に呆然、ぐうの音も出ませんでした。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20061008.htm

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