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February 19, 2006

【感想】オーケストラ・ソノリテ 第10回定期演奏会

2006年2月12日(日) 14:00  尼崎アルカイックホール

ワーグナー: 歌劇「リエンツィ」序曲
ベートーヴェン: 交響曲第9番ニ短調「合唱」op.125(ベーレンライター版)

独唱: 日紫喜恵美(S)、福原寿美枝(A)、松本薫平(T)、大谷圭介(Br)

合唱: ソノリテ記念合唱団

指揮: 井村誠貴

<感想>

一言、素晴らしい演奏会でした。
前日の井村さんから届いた様子では体調不良とのことでしたけど、「リエンツィ」序曲の冒頭からたっぷりとしたワグナーの音楽を堪能。 重厚さに柔らかさがあり、勇壮でいて軽やかさもあるドラマティックな音楽でした。 
トランペットの人、よかったですよ。 あの単音、単純なだけかえって大変なんですよね。 オケもまたよく整ってましたし、ぎゅっと締まった音楽、聴き応えありました。 ワクワクしてくるような感じ。 演奏後にはブラボーもかかって、確かに素晴らしい演奏でしたけど、逆にいきなりこんなに充実した音楽していいの・・・って思えるほどでした。
そしてメインの第九、それが杞憂だとわかりました。 起伏に富んだ素晴らしい演奏でした。
一言でいうならば、とても熱い第九、だったのですけれど、抑えるべきところ、丹念に響かせるところ、いずれもまったく流れを絶やすことなく連綿と歌い継がれていたのが特徴的です。 そして終楽章は、高く熱く燃えました。 合唱団の熱い響きがホール内に充満して感動的。 やっぱりこの曲は合唱のためにあるんだなぁ〜 と思うほど。 もちろん、そこに至るまでのオケも素晴らしかった。 何より分奏がしっかりしていて、対抗配置にした効果もよく出ていたと思います。 とにかく皆さんすごく気合がこもってて、譜面をめくるバサッという音が時に2階席後方でもハッキリ聞こえるほどでした。 素晴らしい演奏に惹き込まれてしまい、あまり細かな部分を覚えていないほど。 これは幸せなことですね。
エンディングの井村さん、全力投球で物凄いスピードで畳み掛け、圧倒的な迫力で全曲締め上げました。 全員が一致団結した第九、それを締めくくるのに相応しい熱い演奏に感動しました。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20060212.htm

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