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June 01, 2005

【感想】奈良交響楽団 第47回定期演奏会

2005年5月29日(日) 13:45 奈良県文化会館国際ホール

モーツァルト: 歌劇《魔笛》序曲K.620
ブラームス: ハイドンの主題による変奏曲作品56a
ドヴォルザーク: 交響曲第6番ニ長調作品60

(アンコール)ドヴォルザーク: ユーモレスク

指揮:関谷弘志

<感想>

躍動感あるドヴォルザークの交響曲第6番を堪能しました。
さっと譜面を戻し、第1楽章の主題の呈示を反復、新緑あふれるこの季節にはピッタリのこの曲をあますところなく楽しませてもらいました。
今回もまた2階席から聴いていましたので、耳馴染みの良いメロディが各パート間で受け渡され、弦と管が呼応するところなど、実に興味深く拝見しました。 また第3楽章のフリアント、軽快に弾む音楽を楽しく聴いていたのですけれど、ステージを見ると、ホルン第4奏者の女性の方も実に楽しそうなご様子。 自分の出番ではないところでは首をちょっと振っておられ(単に数を数えていたのかもしれませんけれど、楽しそうなご様子で)、いざ自分の出番になるとさっとホルンを構え、颯爽と吹いてらっしゃったのもとても印象に残りました。 とにかく気持ちの良いホルンの斉奏でした。 演奏者の皆さんもこの曲をとても気に入って演奏されていたのかもしれませんね。 そんな気持ちがとてもよく伝わってきた演奏でした。 心ゆくまでドヴォルザークの音楽を味わうことが出来、とても良い経験になりました。
なお今回、親子招待という企画のため、お子さん連れのお客さんが多くいらっしゃいましたので、この曲に先立って演奏されたのは、モーツァルトの魔笛序曲とブラームスのハイドンの主題による変奏曲。 しかもアンコールにはドヴォルザークのユーモレスクという超有名曲が並んでいました。
魔笛序曲は関谷さんの指揮のもと丁寧に纏めた演奏、ブラームスもまた格調高く主題を練り上げた演奏だったと思います。 思います、というのは今回、慌ててホールに駆け込んだので、魔笛序曲など完全に息があがった状態でした。 落着いて曲を楽しむ余裕がありませんでした(すみません)。 とにかく、お子さんにはドヴォルザークはちょっと長すぎたようですけど(お母さん共々寝てらっしゃる方を多く見かけましたけど)、こちらは楽しまれているようでした。 新緑の頃にとてもよく合った演奏会に満足しました。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20050529.htm

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