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April 30, 2005

【感想】奈良女子大学管弦楽団 '05スプリングコンサート

2005年4月24日(日) 14:00  いかるがホール

シベリウス: 交響詩「フィンランディア」作品28
メンデルスゾーン: 「真夏の夜の夢」より「序曲」「夜想曲」「結婚行進曲」
メンデルスゾーン: 交響曲第4番「イタリア」 作品90

(アンコール)チャイコフスキー: 「くるみ割り人形」より「トレパーク」

指揮:牧村邦彦

<感想>

とても良い天気の日、法隆寺のいかるがホールにて元気のいい演奏を聴いてきました。
オケ全体としての纏まりの良さ、誠実さが強く感じられた演奏で、元気が良いといっても単に勢いだけで乗り切ったのとはまったく違う充実した演奏でした。 
冒頭のフィンランディアから粘りのある響きが見事な演奏でした。 底力のあるブラスと張りのある打楽器、弦楽器もまとわりつくようでちょっと遅めのテンポだったでしょうか、力をこめて進み、熱く盛り上げました。
メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」、前回の演奏会はフィンガルの洞窟とヴァイオリン協奏曲、このところメンデスゾーンが続いていますね。 それはさておき、気合を入れて端正にまとめられた演奏だったかしら。 個人的には「夜想曲」のホルンの響きの雰囲気の良さに聴き惚れました。 確かに若干惜しい場面もありましたけれど、そんなことが全く気にならない気持ちの良い響きと歌いまわし、素晴らしかったですね。 それと「結婚行進曲」、前半はちょっと抑え気味だったファンファーレも中盤から気持ちがよく乗ってきて、輝くトランペットをハイライトに各パートの音が響きあってとても見事でした。 ゆったりとした恰幅の良い音楽として全体を纏めあげていました。 一生懸命さ、誠実さがとても強く感じられた演奏でした。
そしてメインのイタリア交響曲、当日の陽射しのように明るく、でもまだ春の柔らかさを残した爽やかでイキの良さを感じた演奏でした。 冒頭の軽快な軽快な主題のあとの緻密な展開、終楽章サルタレロの集中力の高い真摯な演奏など、ここでもオケとしての纏まりの良さが演奏をぐっと引き締めていました。
2000年のスプコンで初めて聴かせてもらってからなので、もう6年ですか。 入れ替わりもありますけど、技術的にはかなり巧くなっています。 だから以前と違って安心して聴いていられますが、欲を言わせてもらうならば、ちょっとストレートすぎるきらいがあることでしょうか。 学生オケらしい誠実さ、お行儀のよさといえば、そうなんですけれどもね。 そんな贅沢も言ってみたくなるような演奏会でした。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20050424.htm

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April 24, 2005

【LP】クリップスのベートーヴェン「運命」

fb17

掲示板においてベートーヴェンの交響曲のレコードを買った順に並べる話題を出したこともあり、クリップス/LSOの「運命」を聴きかえしました。 そして、その正統的で格調高い音楽に再び深く感動しました。 平凡社のファブリ世界名曲集17。 まさしくクラシック音楽との運命の出会いになったレコード付き雑誌です。 表紙は傷つき、ボロボロになっていますけれど、これで運命の扉を叩かれたのは本当に幸せでした。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/lp/fb17.htm

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April 18, 2005

【LP】ノーマン・デル・マーのディーリアス「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」

uls3016y

青春の曲を挙げろと言われたら色々と出てくると思うけれど、このディーリアスの「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」は確実にその中の1枚です。 高校生のとき、本当によく聴き込みました。 当時、好きな曲ランキングを毎週のようにつけていましたけど常に第1位。 演奏については、当時はよく分からなかったけれど(今でも分かっていないのですけど)、メニューインとトルトゥリエを独奏者にした東芝EMI盤よりも格段に熱い音楽を聞かせてくれます。 思い入れも強いのですけど、デル・マー指揮のこの盤、なかなか感動的な演奏です。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/lp/uls3016y.htm

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April 16, 2005

【感想】千里フィルハーモニア・大阪 第33回定期演奏会

千里フィルハーモニア・大阪 第33回定期演奏会
2005年4月10日(日) 14:00 いずみホール

松下 功:二重協奏曲「祈りの時へ」(2005) 【世界初演】(*)
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47
シベリウス:交響曲第2番ニ長調op.43

独奏:長原幸太(vn)、澤 和樹(vn)

指揮:澤 和樹、松下 功(*)

<感想>

とにかく熱い、いずれも大熱演の演奏会でした。
ヴァイオリン協奏曲、ソリストの長原幸太さんが身体を左右に振りながらの熱演。 時には熱い想いが身体中を駆け抜けるのか、一本足奏法になる程に気合が入っていました。 見ているこちら側までその熱い想いがビンビンと伝わってきた熱い演奏でした。
また交響曲第2番もまた終始熱気のこもった演奏でした。 澤和樹さんの指揮による音楽はザッハリッヒカイト。 安定した低弦の上に乗せた音楽が十分に締まっていて曖昧なところなどなく、ぐぃぐぃと進めていたのが特徴的でした。 また金管楽器の響きには重量感があり、要所をタイトに決めて強靭な音楽。 オケ全体の音色には統一感があり、素晴らしい演奏でした。 こんな力強いシベリウスの交響曲第2番、とても大好きです。 
ただし、こんなにも熱い音楽が2曲続いたせいでしょうか、交響曲の後半には聴いているこちら側に少々聴き疲れを感じてきましたけど、オケの皆さんは最後まで全く集中力を切らすことなく脱帽。 熱く迸るようなシベリウスに参りました、本当にそんな感じでした。
なおこれに先立って演奏された世界初演作、松下功さん作曲・指揮による二重協奏曲「祈りの時へ」(2005)。 けっして明るい音楽ではなく、最近流行りのヒーリング・ミュージック的な要素を持たない音楽で、常に真摯な響きが特徴的。 不安を掻き立てられる8分の11拍子の繰返しによる開始、沈痛な叫びのようなヴァイオリンの掛け合いなど、響きの真摯さがまた静かに熱い演奏でした。 現代音楽を聴く機会は少ないのですけれど、1970年代からクラシック音楽に目覚めたこともあって、現代音楽というとミニマル・ミュージックや前衛的な音楽を想像してしまいます。 実はヒーリング・ミュージック的な現代音楽って軽すぎて違和感を持っていたりしますので、この演奏も集中して聴けました。 とてもいい経験になりました。
とにかく皆さん、熱い演奏の数々、おつかれさまでした。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20050410.htm

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April 09, 2005

【LP】グシュルバウアーのモーツァルト「雀ミサ」

era2174

ほんの一時期、モーツァルトの全ミサ曲を全て集めたいと思っていた頃があって、それは財力の関係ですぐに断念しましたけど、その発端になったのがこのレコードです。 こんなにも明るく楽しい雀のミサ曲。 オペラブッファのようで、まさにモーツァルトの本領発揮でしょうか。 このグシュルバウアーのレコードで初めて聴いてからのお気に入りです。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/lp/era2174.htm

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April 02, 2005

【LP】セルのモーツァルト交響曲第40番、第39番

socl7

愛知で21世紀最初の万国博覧会が開催されました。 でも万博というと、1970年の大阪万博を思い出してしまう世代なので、あれこれと比較して考えてしまってイマイチ興味が沸かないんです(すみません)。 

ところであの当時、万博記念の演奏会として多数のオケが来日公演しました。 当時まだクラシック音楽には興味なかったのですけど、会場内のポスターだったでしょうか、海外のオケに混じって、大阪フィルや京都市交響楽団の公演があったことを覚えています。 それから2年ほど経ち、ようやくクラシック音楽に興味を持ったとき、来日直前に亡くなったバルビローリ、直後に亡くなったセルのことなどを「えっ〜」て思ったものです。

そしてこのレコードのジャケット写真、CD化されたものでも同じ写真を使っていますけれど、大阪フェスティヴァルホールです。 ステージ中央奥に大阪万博のシンボルマーク(桜のマーク)が映っています。 これが懐かしいので、3年ほど前に今は無き数寄屋橋ハンターで300円で買ったレコードです。  来日公演の記録盤ではなく、スタジオ録音盤ですけれど、優雅で豊かな色彩感を感じさせるモーツァルトですね、意外でした。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/lp/socl7.htm

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April 01, 2005

4月のアマオケコンサート情報

これまで1週間前に慌ててアマオケコンサート情報を出していましたけれど、
今月から、月初めに出来るだけ投稿しておこうと思います。

ま、そんなところです。 いざ、出発!!

しかし、いつまで続くこのブログ・・・と思いつつ、もう1年たっちゃいましたねぇ

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4/10:千里フィルハーモニア・大阪 第33回定期演奏会

日時:2005年4月10日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:いずみホール

曲目:松下 功/二重協奏曲「祈りの時へ」(2005) <世界初演>
   シベリウス/バイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
   シベリウス/交響曲第2番 ニ長調 Op.43

独奏:長原幸太(vn)、澤 和樹(vn)

指揮:澤 和樹、松下 功(自作初演)

入場料:3,000円

ホームページ:http://www.hi-ho.ne.jp/kataoka/senri/

<補足>

The Music for Peace Project 参加演奏会だそうです。
The Music for Peace Project とは、イギリスのチェリスト、コリン・カー氏らの提唱により、全世界で4月8〜10日の3日間に500公演の「世界平和にささげるコンサート」を開催するプロジェクト。
松下功氏の「被爆60年」のための新作で参加されるのだそうです。
春の一日、大阪城公演を散歩して、いずみホールに寄られてみるのもいいと思います。

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4/16:関西シティフィルハーモニー交響楽団 フランス音楽名曲コンサート

日時:2005年4月16日(土) 18:30開演(17:30開場)
会場:池田市民文化会館(アゼリアホール)

曲目:<第1部:名曲の調べ>
    フランク/交響曲ニ短調
   <第2部:オーケストラと映像のファンタジー>
    ベルリオーズ/ローマの謝肉祭」序曲
    サン=サーンス/動物の謝肉祭
    デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」

指揮:ギオルギ・バブアゼ
(関西フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター)

入場料:前売1,000円 / 当日1,500円 (全席指定)

ホームページ:http://orchestra.musicinfo.co.jp/~kcpo/

<補足>

バブアゼさん、大阪シンフォニカーのコンサートマスターだった頃、よく聴かせていただきました。
指揮者の経歴もお持ちなのは知っていましたけど、大阪シンフォニカー時代、ニューイヤーコンサートだったかでちょこっと指揮されたことを見たのはありますけどね。 どんな指揮されるのかな。
うかつにもこのオケの前回定期で指揮されていたのを知りませんでした。 ちょっと興味あります。

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4/17:交響楽団ひびき 第1回演奏会

日時:2005年4月17日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:西宮市民会館アミティホール

曲目:スメタナ/連作交響詩「我が祖国」より「高い城」「モルダウ」
   ドヴォルジャーク/交響曲第9番ホ短調 op95「新世界より」

指揮:高谷光信

入場料:無料

ホームページ:http://www.geocities.jp/symphonic_hibiki2004/

<補足>

どこかの演奏会のときにチラシを貰いました。
「交響楽団ひびき」の記念すべき第1回目の演奏会。
ロシアで研鑚を積まれた若手イケメン指揮者の高谷光信さんが登場しますけど、どんな演奏になるのでしょうか。 やる気満々でしょうね、きっと。

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4/23:Maple Philharmonic(箕面市民オーケストラ) 第22回定期演奏会

日時:2005年4月23日(土) 18:30開演(18:00開場)
会場:箕面市立メイプルホール(大ホール)

曲目:ベートーヴェン/「エグモント」序曲op84
   チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op23
   チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」ロ短調op74

独奏:小杉裕一(p)

指揮:間 威之

入場料:700円

ホームページ:http://www.geocities.jp/maple_philharmonic/

<補足>

1998年に名称を「箕面市民オーケストラ」から「Maple Philharmonic(箕面市民オーケストラ)」と変更されたそうです。
常任指揮者の間 威之さんのもとで活動されていますが、残念ながらまだ聴かせてもらったことがありません。 
チラシはよく見るのですけれどなかなか機会に恵まれなくて・・・

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4/24:奈良女子大学管弦楽団 2005年度スプリングコンサート

日時:2005年4月24日(日) 13:30開演(13:00開場)
会場:いかるがホール

曲目:シベリウス/フィンランディア
   メンデルスゾーン/『真夏の夜の夢』から抜粋
   メンデルスゾーン/交響曲第4番『イタリア』

指揮:牧村邦彦

入場料:500円

ホームページ:http://www.geocities.co.jp/Hollywood/8002/

<補足>

いつもの奈良県文化会館じゃなくJR法隆寺駅近くのいかるがホールでの演奏会って、僕が知る限り初めてじゃないかな。
ところでメンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』と『イタリア』
拙サイトのウラディミール・ゴルシュマン指揮のレコードでちょっと盛り上がった曲ですが、このレコードが発売された頃、このオケの皆さんはまだ生まれていなかったんですよね・・・

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4/24:セント・マーティン・オーケストラ 第1回記念演奏会

日時:2005年4月24日(日) 14:00開演(13:00開場)
会場:東灘区民センターうはらホール(大ホール)

曲目:ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op73『皇帝』
   ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調op67『運命』

独奏:安田伸子(p)

指揮:河崎 聡

入場料:1,000円

ホームページ:http://www.geocities.jp/kcokejp/

<補足>

兵庫県神戸市にて小編成での演奏を楽しむために誕生した新しいオーケストラです。
ベートーヴェン・ハイドン・モーツァルト等の古典音楽を小編成で思う存分楽しみたいという願いから生まれたアマチュアオーケストラ。 旧名称は神戸チェンバーオーケストラだそうです。
音楽監督兼常任指揮者として河崎聡さん。
以前に奈良女子大管弦楽団で素晴らしい演奏を聴かせていただいた記憶があります。 どんなベートーヴェンになるのでしょうね。

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4/24:第17回グリーンコンサート

日時:2005年4月24日(日) 14:30開演(14:00開場)
会場:大阪国際交流センター

曲目:【第一部】グリーンブラスオルケスタ
    「不滅の映画音楽」
     ♪大脱走・慕情・ライムライト・駅馬車・
      ベンハー・南太平洋・ET・白い恋人たち・
      アラビアのローレンス など

    指揮:西出孝明

   【第二部】男声合唱団ネクスト
    ♪大中恩男声合唱曲集より−仔羊・記憶・うたおう・平右衛門
    ♪最上川舟唄・ふるさと

    指揮:阿部良行

   【第三部】グリーン交響楽団
    ♪ラヴェル/古風なメヌエット
    ♪ドビュッシー/小組曲
    ♪ムソルグスキー(ラベル編曲)/展覧会の絵など

    指揮:今西正和

入場料:無料(ただし、みどり会の整理券必要)

ホームページ:http://www.midorikai.co.jp/gyouji_r1.html
       (みどり会CSR活動だより)

<補足>

旧三和銀行系列の会社で結成されたみどり会。
メンバー会社によるメセナ活動の一環として春にはブラスオーケストラ、男性合唱団、グリーン交響楽団によるグリーンコンサート。 秋にはグリーン交響楽団の定期演奏会が開催されています。
グリーン交響楽団のメンバーの方よりご招待いただいていますのでここに紹介いたします。
興味ある方は上記サイトに連絡してみてください。 チケットが入手できるかもしれません(確約できませんが)。

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