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March 26, 2005

【LP】ゴルシュマンのメンデルスゾーン/イタリア交響曲、真夏の夜の夢

gt1009

ウラディミール・ゴルシュマン。 その名前からロシア人とは分かるけれど、そのロシア人がウィーン国立歌劇場管弦楽団を振った録音が何故あるのだろう・・・中学生の頃、レコード屋さんの店頭でキング・レコードの1,000円盤を見て何度首をかしげたことでしょう。 でも結局、なんだか胡散臭い感じがして1枚も買いませんでした。 雑誌「週刊FM」の廉価盤コーナーなどで推薦されていたら話は違っていたかもしれませんけれど、そんなこともありませんでしたし。 しかし今、こうやって聴き返してみると、意外と緻密で流麗な音楽作りが魅力的ですね。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/lp/gt1009.htm

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March 23, 2005

【感想】鎮魂と未来に向けてのコンサート・復活

阪神・淡路大震災10年
鎮魂と未来に向けてのコンサート・復活
2005年3月20日(日) 15:00 神戸文化ホール・大ホール

J.C.バッハ: ヴィオラ協奏曲ハ短調より第2楽章
マーラー: 交響曲第2番ハ短調「復活」

独奏: 李 善銘(va)

独唱: 井岡潤子(S)、竹本節子(MS)

管弦楽: 神戸市民交響楽団
合唱: コープこうべ復活合唱団

指揮: 田中一嘉

<感想>

一音たりとも疎かにしない真摯さを感じた熱い演奏に、体調が悪かったのもすっかり忘れて聴き入りました。 素晴らしい演奏会でした。
阪神・淡路大震災から10年。 コープこうべと神戸市民交響楽団は、年末の第九コンサートを長年ともに演奏されているとのこと。 その合唱団が母体となって一般公募や広島から「平和を祈る復活コンサート」に出演しておられる合唱団も加わり、今回のマーラーの交響曲第2番「復活」の演奏会となったそうです。
指揮者は神戸市民交響楽団を何度も指揮されている田中一嘉さん。 さすがにこのオケのことを知り尽くしていた丹念な音楽造りで真摯で熱い演奏を造りあげました。 特に第1楽章では、ほとんど立ち位置を動かさず、右手で小さく振って緊張感を絶やしません。 ゆっくりしたテンポ設定は長丁場となるオケの体力も考えてのことでしょうが、一音一音にメンバーの気持ち・想いをうまく乗せることに成功した充実した音楽として、これを終楽章まで見事に引き継いだ素晴らしい演奏としていました。
そしてその終楽章、ぎゅっと引き締まっていながら奥行きを感じさせた合唱の声の層がとても素晴らしいものでした。 ソリストでは竹本さんの深々としたおごそかな声、井岡さんの甘い声の響きもまた印象的。 バンダへと急いで目まぐるしく動くオケの金管や打楽器メンバーなど、ステージの全員が一致協力した感動的な音楽、熱い演奏ながら、田中さんの指揮はここでも必要以上に煽ることなく、真摯そのもの。 気持ちが引き締まった演奏に感動しました。
なお、前半のプログラムとして演奏されたJ.C.バッハのヴィオラ協奏曲。 震災のスライドを映しながらの演奏でしたが、神戸生まれで名フィルの奏者でもある李 善銘さんの深みのあるヴィオラの響きが心に染み入るようでした。 演奏終了後、静かな感動を伝えた客席からの拍手の響きに滋味があり、深々と頭を下げた李さんと田中さんの姿もまた印象深く心に残りました。
関係者の皆さん、ホールに集まった皆さんの気持ちがよく伝わってきた演奏会でした。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20050320.htm

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March 21, 2005

【LP】追悼・コミッショーナのストラヴィンスキー/ミューズの司者アポロ

sms2295

久しぶりに覗いた大阪シンフォニカーのサイトにてセルジュ・コミッショーナ氏の訃報を見て驚いた。 大阪シンフォニカーのサイトでは3月6日に亡くなったとのことのみで詳細が書かれていない。 そこでネットで調べてみたら、享年76歳、客演のために訪れたオクラホマのホテルにて心臓発作(heart attack)で亡くなったとのことである。 ルーマニア出身で、活躍の場がアメリカだったこともあり、比較的地味な指揮者だったけれど、大阪シンフォニカー第81回定期演奏会(日本・ルーマニア修交100周年記念)で聴かせてもらったエネスコの名演が忘れられない。 それまでの大阪シンフォニカーでは感じられなかった密度の濃い弦楽アンサンブル中心の音楽。 実に素晴らしい経験をさせてもらった。 謹んでご冥福をお祈りするとともに、追悼の意をこめてストラヴィンスキーの舞踏音楽「ミューズの司者アポロ」のレコードを聴いてみたい。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/lp/sms2295.htm

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March 19, 2005

【感想】奈良フィルハーモニー管弦楽団 第16回定期演奏会

奈良フィルハーモニー管弦楽団 第16回定期演奏会
2005年3月13日(日) 13:30 奈良県文化会館・国際ホール

モーツァルト:交響曲第32番ト長調K.318
ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番変ホ長調op.74
ブラームス:交響曲第4番ホ短調op.98

(アンコール)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番

独奏:山本浩資(cl)

指揮:横島勝人

<感想>

素晴らしく熱い演奏会に圧倒され、満足して帰ってきました。
冒頭のモーツァルトの交響曲第32番から魅了されました。  軽快な響きなのですが、決して軽くない音楽。 オケの響きにキレがありますし、弦楽器には艶があって素敵です。 そこに管楽器の抑えた響きが絶妙にバランスされた素晴らしい演奏でした。
続くウェーバーのクラリネット協奏曲。 こちらは団員でもある山本浩資さんのクラリネット・ソロが見事の一言。 難しい跳躍や速いフレーズの連続も飄々と演奏され、しかも高音域での煌くような響きの明るさが特徴的でした。 そしてここでも伴奏のオケが素晴らしかった。 ピタっと丁寧に付けているだけでなく、横島さんの指揮のもと、息づいた充実した音楽を展開。 そしてフィナーレに至って、両者が熱く絡み合う感動的なエンディングでした。 演奏終了後、仲間のオケ団員はもちろん指揮者の横島さんもまた嬉しそうな表情がこぼれていたのが印象的でした。
そして何より今回の演奏会のメインのブラームスの交響曲第4番での熱い演奏に圧倒されました。
失礼ながら奈良フィルからこのような熱い音楽がほとばしり出てくるとは予想だにしていませんでした。 また横島さんの常に全力投球の熱い指揮も素晴らしかった。 熱気が漲っているのですけど、抑えるべきところもまたぐっと熱く抑え込みます。 常に走りっぱなしではありません。 歌わせる部分は熱く歌わせ、クライマックスもまた熱く迫力のこもった音楽を構築。 構成感がきちんとあったうえでの熱さが特徴的です。 しかもその動きたるやエネルギーの塊のような感じにも見えます。 見ていても熱くなりますけど、オケもそのような熱い指揮に見事に応えて見事でした。 このオケらしい上品さを少しも失うことなく、非常に感動的な音楽を届けてくれました。 贅沢を言わせてもらうならば、もう少しヴァイオリンの数が欲しかったところですけれど、これだけの熱い演奏であってもどの局面においてもバランスを欠くことがなく、非常によく纏まった響きだったのに感動しました。 これは横島さんのバランス感覚の良さやオーケストラ・コントロールの賜物もあるでしょうけれど、美しい響きを損なわない奈良フィルの今後の成長がますます楽しみです。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20050313.htm

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March 13, 2005

【LP】ウニンスキーのショパン/ピアノ協奏曲第2番

lc3610

硬質なタッチから詩情豊かに歌いあげるウニンスキーの魅力ある演奏。
オッテルローの伴奏は少々ひっこみ気味なのは録音のかげんでしょう。 大きく包み込むような伴奏で、大らかさと爽やかさの両方を兼ね備えていて、こちらも豊かな詩情を感じさせます。
昔の演奏なので、まったりとした感じかなと思うとさにあらず。 スピード感もあって胸がすくような場面が散見。 凛としていて、清潔で、実に気持ちのいい演奏です。 

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/lp/lc3610.htm

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March 12, 2005

【感想】スプリング・コンサート 〜喜びと感動のハーモニー〜

堺市文化振興財団設立10周年記念
スプリング・コンサート 〜喜びと感動のハーモニー〜
2005年3月6日(日) 15:00 堺市民会館大ホール

【第1部】
ホルスト:組曲「惑星」より「木星」
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」より「王女たちのロンド」「魔王カスチェイの踊り」「子守歌」「終曲」
チャイコフスキー:弦楽セレナーデより「第1楽章」
【第2部】
J.シュトラウス2世:美しき青きドナウ(合唱つき)
北川文雄作曲/北川康宏作詞:合唱とオーケストラのための「季節と旅人」

(アンコール)いずみたく作曲/永六輔作詞:「見上げてごらん夜の星を」
(アンコール)J.シュトラウス:ラデツキー行進曲

管弦楽:堺フィルハーモニー交響楽団
合唱:さかいスプリング合唱団

指揮:井村誠貴

司会:黒谷昌子

<感想>

月並みな言葉ながら、いいコンサートでした。
合唱曲はもちろん、オーケストラ音楽でも皆が力を合わせることは素晴らしいことだな、ということがよく伝わってきたコンサートでした。
今回の演奏会の白眉は、なんといっても堺市文化振興財団設立10周年記念として、一般から公募された149編の歌詞から選ばれた北川康宏さんの作品に曲を付けた「合唱とオーケストラのための「季節と旅人」」でしょう。 半年かけて練習された合唱は、気持ちが実によく伝わってくるものでした。 そのなかでも児童合唱が巧く取り込まれた「秋」。 可愛らしい子供達の声が新しい生命の息吹にも感じました。 そして終結部、オーケストラと一体となり、「私は愛を見つけます 私は未来を信じます」と熱く高らかに歌い上げたエンディングも素晴らしいものでした。 オーケストラの響きもまた第1部とはまるで違い、艶ののった素晴らしい演奏で曲を盛り上げていました。
第1部で特筆するならば、チャイコフスキーの弦楽セレナーデより「第1楽章」ですね。 井村さんの大きな指揮に煽られたかのような弦楽アンサンブル。 多少ガサついた響きがしないではないのですけど、中低弦がしっかりとした土台になっていて、熱い想いが上滑りすることなくビンビンと伝わってきた音楽でした。 聴いている我々の気持ちもどんどん熱くなってくるようで、思わず身を乗り出して聴いていました。
生意気なようですけど、オーケストラ音楽については、第1部と第2部では練習量の差が出ていたように感じました。 しかしそのような状態の第1部であっても、オケ全体に気を配って音楽を整えるだけでなく、要所で抑揚をうまくつけてオケを乗せ、どの曲も聴き応えのある音楽に仕上げていた井村さんの手腕の確かさには、改めて感心した演奏会でもありました。
もちろん指揮者が一人で頑張っていても音楽は成り立たないのですから、それに反応したオーケストラの皆さんの頑張りがあればこそ。 そのような意味でも皆が力を合わせることは素晴らしいことだなと感じたしだいです。 とにかくみなさんお疲れさまでした。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20050306.htm

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March 09, 2005

3/20:オーケストラ千里山 第9回定期演奏会

日時:2005年3月20日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:伊丹市立文化会館 いたみホール

曲目:J.シュトラウスII世/喜歌劇「こうもり」序曲
   モーツァルト/交響曲第35番ニ長調K. 385「ハフナー」
   ラフマニノフ/交響曲第2番ホ短調作品27

指揮:船曳圭一郎(客演)、吉原 彰(団員)

入場料:1,000円

ホームページ:http://www.geocities.co.jp/MusicHall/3835/

<補足>

演奏会の収益金や、会場のチャリティー募金箱で集められたお金は災害に遭われた地域の復興や住民の方への義援金として使われています。
また日頃オーケストラ音楽を聴く機会の少ない親子の方を招待したりと、気持ちの良い活動を続けておられるオーケストラです。
招待状が手元に1枚ありますので、ご希望の方はメールを下さい。 郵送させていただきます(1枚で2名まで入場可能)。 多くの方に知っていただきたい団体です。

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March 08, 2005

3/13:大阪市民管弦楽団第62回定期演奏会

日時:2005年3月13日(日) 14:00開演(13:00開場)
会場:ザ・シンフォニーホール

曲目:サン=サーンス/歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール
   チャイコフスキー/幻想大序曲「ロメオとジュリエット」
   ドヴォルザーク/交響曲第7番

指揮:高谷光信

入場料:S席 2,000円 (座席指定)、
    A席 1,500円 (12:30より座席券と引換)

ホームページ:http://www.paw.hi-ho.ne.jp/oshimin-orchesta/

<補足>

入場料については、コンサート会員になるA席 1,500円が、1,000円になります。
しかも 会員特別席としてできるだけ良い席になるそうです。
詳細はホームページをご覧ください。
Eメールでも会員になれるので今からでも間に合うと思います。
しかし、大阪市民管、長らくご無沙汰していますなぁ〜

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March 07, 2005

3/13:京田辺市民管弦楽団 第1回定期演奏会

日時:2005年3月13日(日) 開場13:30 開演14:00
会場:八幡市文化ホール 大ホール

曲目:ハイドン/交響曲第101番「時計」
   ベートーヴェン/交響曲第1番ハ長調 ほか

指揮:関谷弘志

入場料:1,000円

ホームページ:http://www.geocities.jp/ktcorche/index.html

<補足>

出来たてのオーケストラの第1回定期演奏会。
あるメンバーの方より以前からご案内もいただいていましたけど、あいにく別件があって伺えません。 最近こんなの多くて心苦しいかぎり・・・
また指揮者の関谷さん、
大阪センチュリー交響楽団のフルート奏者から指揮者に転向された方で、東京音大指揮科に入学して勉強された方です。
別件のオケ(奈良フィル)やけいはんなフィルでも指揮されているのを聴いていますし、興味あるんですけどねぇ

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March 05, 2005

【感想】第29回 大阪フィルの夕べ

2005年3月3日(木) 18:30  フェスティヴァルホール

ロッシーニ: 歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
チャイコフスキー: 交響曲第4番ヘ単調 作品36

(アンコール)チャイコフスキー: バレエ音楽「白鳥の湖」より曲目失念

独奏:滝 千春(vn)

指揮:円光寺 雅彦

<感想>

滝千春さん、桐朋女子高等学校3年在学中だから18歳、彼女の才能を大いに楽しみました。
若いヴァイオリニストだからキリッと引き締まった演奏か、と思っていたら見事に裏切られました。 柔らかく艶やかで濡れたようなヴァイオリンの響きに魅了されました。 しかも第2楽章では切々と情感をこめて歌い込んで会場に凛とした空気が漂っていましたし、終楽章では弓が弦にしっとりと絡みつくような感じとなって魅力的かつ雄弁。 オケも的確なサポートぶりで、素晴らしいメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を堪能しました。
さて、円光寺さん指揮の大阪フィル。 抑制をきちんと効かせた好調さを強く感じました。
特にチャイコフスキーの第4番の交響曲など、冒頭から渋い響きがタイトで決まっていましたし、木管楽器のソロは遅いテンポでゆったりと演奏させ、クライマックスではタイトで走り込んで盛り上げることを繰り返す。 これをあざとさには感じさせず、逆に抑制をきかせた上品さとして伝えたのは円光寺さんの特質でしょう。 どの場面においてもきちんとしたソロで纏めたあたりオケの巧さもまたさすがです。 ただし、巧いなぁと思う反面、心を震わせるような強い感動に結びつきにくかったのは、技量よりも意気込みが勝っているアマオケの演奏を多く聴いていることもあるでしょうね。 音楽に対する求め方の違いのようなものも感じた演奏でした。 だから冒頭のセヴィリアの理髪師の序曲など手堅い演奏といった印象が勝ってしまっていました。
しかし、久しぶりの大阪フィルの演奏会。 巧い演奏を楽しみました。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20050303.htm

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March 02, 2005

3/4:同志社交響楽団 Farewell Concert 2005

日時:2005年 3月 4日(金) 開場18:30 開演19:00
会場:同志社大学寒梅館ハーディーホール

曲目:リムスキー・コルサコフ/序曲『ロシアの復活祭』Op.36
   ボロディン/交響曲第2番

指揮(学生指揮):山岸知未・水山範彦

入場料:無料

ホームページ:http://orchestra.musicinfo.co.jp/~dokyo/

<補足>

4回生の卒業公演です。
このオケのOBの方は何人か知っていて、演奏会のチケットを頂いたりして、大変お世話になっています。
でもまだこのオケの演奏会には伺ったことがないんですよね。
次の立教大学との合同演奏会とか定期演奏会あたりにチャンスがあるといいんですけど。

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