【LP】W.スタインバーグの「ツァラトゥストラはかく語りき」
「ツァラトゥストラはかく語りき」はあまり好きな曲ではないのですけど、このレコードでちょっと開眼したみたいです。 全曲に一本きちんとしたスジが通っているみたいです。 その場限りの威勢良さ、効果狙いのようなもので継ぎ接ぎにされたような感じがしません。 充分に機能的で巧い演奏ですし、またオケの響きには程好い艶っぽさが感じられます。 これは名門ボストン交響楽団の味わいなのでしょうね。 とにかく機能的な面、官能的な面、そのいずれにもウィリアム・スタインバーグらしい節度が感じられ、一気に最後まで聴かせてくれます。 決して世評は高くありませんが(というかほとんど無視されているようですけれど(注))、なかなかの名演ではないかと思います。
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Comments
おお、スタインバーグですね!こんな録音がDGにあったとは!
林師匠のリンクも見ましたが、聴いてみたくなりました。
スタインバーグという人、本当に忘れられているらしく、学研「クラシックCDエッセンシャルガイド150指揮者編」の150人に入っていないんです。学研に苦情のメールを入れたくなりました。
学研の編集者のひと、忘れとるやろ!
Posted by: けんた | January 31, 2005 04:10 PM
けんたさん、ようこそ。
そうなんですよね~ スタインバークって忘れられてますよね。
このコンビ、ちょっと前まではホルストの「惑星」が手を変え品を変えて出てましたけどね。 最近はそれもないのかな・・・
しかしこの「惑星」、個人的にはピンと来てなくてね。 でもスタインバークが好きという理由で購入したこのレコード(200円でした)。 大正解でした。
「惑星」も再度聴き直してみないとダメみたいですね。 では
Posted by: 安田裕隆 | February 01, 2005 05:52 AM